水曜日の朝、浜の友人と待ち合わせ、とある渓流の源流部へアタック。
重いザックを背負って歩き出す。
ザックが重いのはビールと一眼レフで4kgもあるからで、それが無ければもっと楽だ。
まぁでも、いつもの重さでもある。頑張って歩くしか無い。
ところがである、頑張って歩くのだけれど友人との差は開いてなにかと待たせる展開。
少し歩いては休憩をして、少しばかりの体力を回復してはまた歩き出す。
軽く2時間ほど歩いた頃、それまでにも増して竹笹が行手を阻むようになってきた。
コノヤロウと竹笹恨み、ナイフを振りかざして微速前進。
稜線の鞍部に着く時間を逆算しながら、まだ大丈夫だと自分に言い聞かせて歩く。
そろそろヤバいかと思った時、友人もまた同じことを考えていたようだ。
今からだと稜線に着くのは遅い時間、でもそこ(稜線)から先もまだまだである。
目的地のだいぶ手前でビバークする事になるだろう。
帰途もまた然り、持てる体力を全て使い果たす位の覚悟がないと日没前には戻れないだろう。
全てにギリギリのプランは選択肢にない。
撤退だな、むしろ撤退しかないだろう。