小学校低学年の頃に初めて釣りを始めたのだと思う。
近所の雑貨屋の軒先に吊されていた安価な「釣りセット」。
¥50くらいやったかな?
水糸(当時はラインをミズイトと呼んでた)が数十センチと小さなトウガラシウキに針とガン玉の最小セット。
当時の僕の遊び道具だったその「釣りセット」を持って、自転車で10〜15分くらいの所にある堰堤へ良く通った。
竿は高級品だったので、もっぱら手釣りで汽水域のハゼを釣って遊んだ。
釣ったハゼを持ち帰ることはしなかったので、その日の獲物は数だけ数えて逃がしてきた。
今から思えばキャッチ・アンド・リリースなんだけど、子供だった僕にはそんな上等な考えもなく、持って帰っても食べるわけでも、飼えるわけでも無いので逃がして帰っているだけだったような気がする。
その後、オイカワやフナも同様にそうしていたが、海釣りを始めるようになった中学1年の頃は、当時の同級生から「海で釣った魚は持ち帰って食べるんだよ。」的な洗礼(?)を受けて、持ち帰ったこともあって(三重県四日市市の)富田港辺りで釣ったボラを持ち帰って親に料理を頼んだのだけれど、背中が醜く曲がったそいつは、煮付けにするとどうしようもなく油くさい生ゴミに変身してしまった。
親からは(さすがに怒るワケにいかず?)食べられないから持ち帰らなくても良いと言われたように思う。
公害の街として全国に名を馳せた四日市の海は、光化学スモッグに汚れた空と同じく汚いモノの象徴だった。
当時の中部電力の社長(名前に亀の字がつくんだけど、なんて言う名前だっけか?)が、怒った漁師に油くさいサカナを食べさせられた過去も、今は遠い昔のような気もするな。。。
ところで、釣った獲物を持ち帰って食べる(あるいは配る?)人と、そうでない人(キャッチ・アンド・リリース)がいるけれど、世の中では、持ち帰って食べる人が多いように思う。
釣具をそろえる中にクーラーボックスは必携だし、釣りの新聞や雑誌を読めば魚の料理方法を多く見かける。
でもまあ、それはそうだろう。 釣りは、趣味と実益を兼ねた遊びなのだから。
まあ、バス釣りなどで育った子供(大人も?)の中には、「釣り=魚を釣り上げるまでの遊び」としてとらえている子供(大人)も多いのだろうけど、世間一般的には「釣り=釣った魚は獲物として持ち帰る遊び」とする人が多いでしょうね、やっぱり。 僕はどちらの意見も肯定的に受け入れられるけれど、乱獲や魚を乱暴に扱う行為はご勘弁願いたいかな。。。


